石巻市復興を考える市民の会 公式掲示板4
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11.27 歌声喫茶 新渡波復興住宅団地(石巻市さくら町)
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1:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 07:50:41
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石巻市さくら町にある新渡波復興住宅団地でのうたごえ喫茶について報告します。
今回は、米村さんご夫婦と息子さんの3人での来石です。場所は新渡波復興団地の東集会所です。
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2:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 08:02:04
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この復興住宅団地は渡波の千刈田の北側にあった田んぼを造成して作られたものです。ここには渡波中学校も再建されています。
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3:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 08:50:48
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この東集会所では、1年ほど前に山形県村山市の楯岡中学校の生徒たちが炊き出しでカレーライスを配ったことがあります。今年の10月13日にもサイクル・ボランティア・ジャパンのみなさんが来てくれました。そのときの様子を市民の会のフェイスブックから転載します。以下
大変有意義で、楽しい一日となりました。参加してくださった被災者の方々も「とても楽しい。是非、また一緒にイベントを行いたい」とコメントも沢山いただきました。
福島で被災された田川さんという福島県民の方がおります。本業は老舗旅館の跡取り息子さんでした。被災して旅館が被災。これが原因で旅館は解体され廃業となりました。しかし田川さんは被災したにも関わらず、支援をする側に廻ってCVJの皆さんと7年も支援活動を展開されています。その田川さんの特技は、調理。非常に腕の立つ板前さんでもあります。田川さんが作る炊き出しが絶品なんですね。当日は、その炊き出しを食べてワイワイ、盛り上がりました。
似顔絵
マッサージ(資格あるプロの先生方)
包丁研ぎ
自転車修理
炊き出し
音楽コンサート
企画てんこ盛りの楽しい支援だったのです。
CVJの皆様、感謝しております。また来年もご一緒しましょう。渡波の被災者の皆さんも、大変に喜んでおりましたしね。
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地域の役員の方々とも、四方山話ができました。地域の区長である雁部(がんべ)さんは「震災前、ここには三軒しか家がありませんでした。でも震災後、復興住宅団地が誕生したことで200世帯の地域に生まれ変わったのです。見ず知らずの世帯が殆どで、自然発生的に地域コミュニティが誕生するわけがありません。ですから藤田さんらボランティアが関与してくださってのイベントが多数開催されれば、それだけコミュニティ再生に大きく寄与すると考えています」ということでした。
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今回、渡波北部1号の仮設団地のリーダーさんだった南舘さんが市民の会とさくら町の役員との橋渡し役を買って出てくれました。交渉が円滑に進んだのも南舘さんが間に入ってくださったからでした。
市民の会は大勢のボランティアさんを、南舘さんを中心とする渡波北部1号団地に紹介してきました。そのボランティアさんらと南舘さんは、未だに交流が続いているといい大喜びしていました。有り難いことです。
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ところで。
「藤田さん。XX地区の復興住宅団地を知ってますか?あの地区にも復興住宅団地のための集会所を作ってもらいましたが、ボランティアさんらを排除することで一致し、県外&県内ボランティアらが支援活動の提案をしても、一切相手にせず拒否しているんですよ」と具体的な情報も教えていただきました。
確かにこの間、市民の会は複数の復興住宅団地と話し合いをしていますが、「あきらかにこの対応はおかしい」と強く感じることが、数えきれないほど沢山あります。
石巻市の復興住宅団地で、支援活動を展開するのは非常に困難である可能性があります。
以前の市民の会なら、強行突破してでも閉鎖的な仮設団地と交渉を繰り返し、風穴を開けることをしてきました。でも、今は考えが大きく変化しました。どのような理由があるにせよ、復興住宅団地は「終の棲家」になったのです。そこの一員となった被災者らに「自らの力」で立ち上がって、復興住宅団地にも自治会を作ろうだとか、ボランティアらの応援も得る形で(利用しつつ)新しいコミュニティを作り上げてゆこうという気概が無いのならば、市民の会が無理してまで介入しコミュニティ誕生の契機となる必要は「無い」と判断したのです。
とある復興住宅団地。
そこの「自称?」復興住宅団地の会長という人物と交渉したときも、藤田側から支援活動の提案をしたところ内容を検討することもなく「うちの団地は忙しいから」と拒絶。藤田は「団地の構成員に、まず提案し、意見集約をしてから返答するべきじゃないか?構成員である被災者世帯の意見も訊かず、あなた(自治会長)の一存で拒否という姿勢は、北朝鮮と金将軍と全く同じだ。けしからん話だ」と激しい口論になりました。私は「ここは北朝鮮団地と名称を変更したら如何か?」とまで発言しています。
その議論の過程で、「自称」自治会長は「面倒くせんだよ!」とつい本音を漏らした。爆笑した瞬間でもあったんです。「こんなヤツと議論しても無駄だ」と藤田は判断し、交渉を打ち切り席を立ちました。
まあ、そんなことも現実問題としては存在しているんです。被災地は美談の宝庫じゃないんですよ。ボランティアさんらは「楽しい話題、美しい話題のみ聴きたいのに」と平然と言い放った人達もおりましたね。
ならディズニーランドに行けば良いのですよ。
被災地は美談の宝庫じゃない。
むしろ苦々しい思いで交渉することの方が遥かに多いのが実態なのです。
そんな中、昨日は地域と復興住宅団地がボランティア受け入れに非常に熱心でした。こんな地域と復興住宅団地が存在していたんだなあ、、、、と。
期待していなかった嬉しさを感じた一日でした。
CVJの皆様、ありがとうございました。今回の支援活動のお手伝いをしてくださったすべての関係者様に感謝しております。ありがとうございました
市民の会 藤田
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4:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 10:29:40
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藤田代表のあいさつがあって、うたごえ喫茶が始まりましたが、実質的にはもう歌声は始まっていました。
初めに米村さんのあいさつがありました。
「みなさん、よう来てくれはった。神戸でね、復興住宅に入って一番問題になったのは、復興住宅に入って落ち着いたと思うた瞬間、亡くなる人がぎょうさんおってん。今まで緊張感あったのがなくなってしもうたから。それやったら、あかんということでみんな顔だしてもらうということで」
始まったうたごえ喫茶による支援でした。
米村さんの「うたごえ喫茶」による支援は神戸の後、東日本、熊本とずっと続いています。今日は久しぶりに石巻に戻ってきてくれました。
以前にも増して切れの良い、シャープなアコーディオンの音が集会所の中に響き渡ります。
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5:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 11:01:07
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「ラジオ体操の歌」から「すずめの学校」へ行きました。
すずめの学校では「チーチーパッパ チーパッパ」とお口の体操が始まりました。
これ、とっても大事なんです。市民の会は近頃このことを実感しています。
「パッパ」と口のまわりの筋肉を鍛えるんです。なんだそんなことか、とみなさん思われるかも知れませんが、あとになって、この大切さを実感するんです。
若い人は、このことを実感するにはあと30年くらいかかるでしょうね。
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6:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 11:17:06
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「青い山脈」を歌い終わって
「もう50年以上前の歌や、みなさん自分の歳から50引いてみなはれ、いくつや」
会場から、すかさず声が上がりました。
「3歳」
みんなで、アッハッハーと大笑い。
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7:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 11:33:04
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休憩時間中におしゃべりの花が咲いています。この時間が大事なんですね。こうやって新しいコミュニティづくりがなされていきます。
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8:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 11:49:53
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休憩時間中にはアコーディオンの調べにのって世界旅行です。今日はフランスとアルゼンチンに行きました。
「オー シャンゼリゼ」と凱旋門からシャンゼリゼ通りを通って渡波まで帰ってきました。あっという間のはかないフランス旅行でした。
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9:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 12:39:12
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「ああ人生に涙あり」を歌って新渡波でのうたごえ喫茶は終わりました。
「歌にあるように、何かを求めて生きなはれ、みなさん年金もろてはるんやろ。あれ、給料と思いなはれ、給料もろてんやったら、なにか仕事しなけりゃいかんと思うやろ、家の前を毎日掃きなはれ、そうすることで動くから元気になる、一日10回笑いなはれ、チーパッパも歌うんやで、健康寿命延ばすんやで、平均寿命と違うんやで、健康寿命と平均寿命との差、これ寝たきりやで、健康寿命延ばすためには、歌う、身体動かす....どうぞみなさんお元気で。はい今日はどうもありがとうございました、また機会がありましたら寄せてもらいます」。
これが米村さんの新渡波でのお別れのことばでした。新渡波復興住宅団地でのうたごえ喫茶は、今回これで終了です。
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10:市民の会.:
2018/12/05 (Wed) 12:59:55
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うたごえ喫茶終了後、復興住宅団地の役員さんと一緒にお昼ご飯を食べました。阿部みつ子さんと南舘さんがいろいろ作って持ってきてくれました。おいしい漬物がたくさんとおはぎです。懐かしい味です。
雁部さん、奥田さん、相澤さんなど団地の役員さんといろいろな話ができました。
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11:市民の会.:
2018/12/06 (Thu) 09:41:08
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復興住宅団地では初めてのうたごえ喫茶でしたが、あまり広くない集会所に大勢の人たちが集まり、楽しく過ごしました。
懐かしい歌を歌い、「ぱ・た・ら・か」と大きな声を出してお口の体操をして大いに盛り上がりました。
米村さんのあぶないジョークにみんな大笑い、日頃のストレスも大いに発散されたことでしょう。
こういうことを繰り返して知らない者同士が仲良くなっていき、この地域にあったかいつながりが生まれていくのでしょう。それをある人は地域社会と呼び、コミュニティとも呼びます。
リーダーさんの力量が大きく物をいいます。