石巻市復興を考える市民の会公式掲示板「その4」

石巻市復興を考える市民の会 公式掲示板4

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伊東市で見つけた元禄大津波 - 鈴木

2017/06/30 (Fri) 10:54:54
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6月17日に静岡県伊東市で「NPO法人シンプルライフ普及センター」の総会があり、伊東市に行ってきました。その折、シンプルライフの事務局長山口さんの案内で「元禄大津波の慰霊碑」を見てきました。写真のG.S.にその碑があります。車が見えますが、その車の前輪のすぐ後ろに見えます。わかりにくいですね。

比較的最近まで、このあたりは一面の田んぼだったそうです。その田んぼの片隅に代々この地の方々は木の慰霊碑を立て続けてきたそうです。

今はG.S.の片隅で小さな碑となって、私たちに注意を喚起し続けています。大事な歴史遺産だと思います。

Re: 伊東市で見つけた元禄大津波 - 鈴木

2017/06/30 (Fri) 11:01:29
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碑に向かって近づくと、まず裏側がみえます。誰がこの碑を建てたかがわかります。このG.S.を経営する農協ですね。本部はすぐ近くにあります。

Re: 伊東市で見つけた元禄大津波 - 鈴木

2017/06/30 (Fri) 11:18:58
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これが碑の正面です。元禄十六年の大地震は、震源地は房総半島野島崎の沖、伊東でも震度7の大地震でした。

西の方にある山が崩れ、土砂がこのあたりまで到達しました。そこへ大津波が襲ってきました。津波は川を遡ってきたといいます。

Re: 伊東市で見つけた元禄大津波 - 鈴木

2017/06/30 (Fri) 11:32:50
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写真の一番奥に山の稜線が見えます。G.S.前の十字路から見て西北西の方角です。この山が山体崩壊を起こし、大量の土砂がこのあたりを埋め尽くして、さらにもう少し先まで行きました。

跨道橋の上の線路は伊豆急行線です。右が熱海方面、左が下田方面です。

Re: 伊東市で見つけた元禄大津波 - 鈴木

2017/06/30 (Fri) 12:12:39
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これは山とは正反対の方向を写しました。東南東の方角です。一番奥に競輪場があるのですが、写真ではよくわかりません。山から崩れ落ちた土砂は、その競輪場のあたりで盛り上がって止まったそうです。

関東圏の十万分の一の地図だと伊豆急の線路も競輪場も記載されているので、この場所のおよその位置がわかると思います。

先般報告した、関東大震災時の津波到達点碑は海岸からおよそ0.5キロの地点にありました。ところが、この「元禄十六年大津波 祈震災犠牲者の冥福」碑は海岸からおよそ2.4キロ離れています。

その場所に建てられた碑が「大地震犠牲者」ではなく「大津波犠牲者」の冥福を祈る碑だったのですから、津波はもっと奥地に到達したとも考えられます。

写真の奥に赤信号が見えますが、あのあたりに松川が流れています。右から左の方へ向かって流れています。小さな川です。ちょうど女川町の女川くらいの感じでしょうか。その川の向こうまで土砂が到達し、そこへ大津波が襲ったということでしょう。

そういうことを知っていると、次に大震災が起きたときにとっさの判断ができます。家族を守るためには歴史を知ることも必要です。

日本には全国の市町村で「市史」や「町村史」が編纂されていますが、時系列の歴史とは独立して「災害史」を付随させることも必要ではないでしょうか。

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