石巻市復興を考える市民の会公式掲示板「その4」

石巻市復興を考える市民の会 公式掲示板4

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永井 由里さんの素敵な支援コンサートがありました - 市民の会ぽんぽこ邸本部より

2018/04/10 (Tue) 03:22:30
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ジュリアード音楽院のバイオリンコースを「主席」で卒業され、以来、休むことなく最前線で活躍されている永井 由里さんが市民の会コーディネートにて被災地支援コンサートを行なってくださいました。詳細は後日報告致しますが、まあ、その演奏の素晴らしいこと、素晴らしいこと。ボキャ貧(?)の市民の会の語彙能力ではとても、とても永井 由里さんの素晴らしいコンサート内容を言語化してお伝えすることができないほどです。永井 由里さんは実は「震災前」から石巻との交流があり、クラシック演奏のために来石されていたのだそうです。慣れ親しんでいた石巻に想像を絶する巨大災害が襲いかかり、永井 由里さんは「私に何ができるのかしら?」と自問自答されていたと言います。幸い、市民の会と永井 由里さんにとって「共通の知人」である、Pianistの御子柴聖子さんが仲介してくださり、市民の会と永井 由里さんは繋がることができました。それ以来のお付き合いであり「戦友」のような信頼関係なのです。

永井 由里さんから「湊分館って、どうなったの?」という質問がありました。「残念。湊分館は解体されてしまい、地域拠点というより【文化の発信基地】としての機能は消滅してしまいました」とお伝えすると「あらまあ、残念ねえ」と一言。


震災以後、市民の会が苦労して作り上げてきた「拠点」は、今、次々と解体され地球上から消滅しています。拠点を解体するのは構いませんが、それに代わりうる「気兼ねなく、普段着で好き勝手に使える」拠点が石巻には、なぜか誕生しないのです。情けないと思うのは苦労して各地域の自治会館のようなものを復興させ、あるいは修復、復旧させてきましたが、一旦リフォームされて修復がなされたと思った途端、地域はその自治会館に「鍵を」掛けてしまい、開かずの扉?化させてしまいます。ある地区は「高額?」の使用料金を設定し、地区住民やボランティアらが気軽に使えない状況も作り出しています。そもそもですが地域の自治会館や、交流会館というものは「使い倒してナンボ」でしょう。「ああだ、こうだ」と屁理屈、難癖をつけて自由使用を邪魔し、挙句の果てには誰も使わなくなるだなんて本末転倒というものなのです。

しかし、残念ですが石巻と石巻市民ってのは災害時、多くを学んだはずでしたが震災からわずか7年の経過で「ほとんどすべて」を忘却してしまったようです。

だけど。

市民の会と永井 由里さんは「これからも」団結し、素晴らしい音楽を求めている被災者のための支援に取り組んでゆきます。どうか世界中のみなさん、応援してください。


そしてこの場をお借りし、震災から7年が経過しても「いまなお」石巻を忘れることなく音楽で支援してくださる永井 由里さん、心から深く感謝申し上げます。

【ありがとうございます】


Re: 永井 由里さんの素敵な支援コンサートがありました - 市民の会ぽんぽこ邸本部より

2018/04/11 (Wed) 04:08:45
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セットリスト
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ヴィェニァフスキ作曲
ポロネーズ第1番
オベルタス

ヴィヴァルディ作曲


メンデルスゾーン作曲
ヴァイオリン協奏曲

ピアソラ:エスクアロ

ショパン作曲
ノクターン

バッハ作曲
G線上のアリア


もっと沢山の人に聴かせたかった。

(熱演中の永井ゆりさんを見てください。写真をみればどれほど「気迫」のこもった演奏をされていたか、ヒシヒシと伝わるはずです)

Re: 永井 由里さんの素敵な支援コンサートがありました - 市民の会ぽんぽこ邸本部より

2018/04/12 (Thu) 03:02:40
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素晴らしい熱演の数々。震災から7年が経過しました。震災当時は「石を放り投げると」ボランティアさんにぶつかる、と冗談が飛び交うほど県外から沢山のボランティアさんが来石されていました。しかし震災からもう7年。今ではボランティアさんを募集したところで、手を上げてくださる方は、ほとんどおりません。

震災当初は正直、音楽を楽しむ「心」の余裕は被災者にはありませんでした。しかし音楽関係のボランティアさんは、災害当初に殺到する傾向があるのです。音楽で傷ついた心を癒やしてあげたいという想い。それは痛いほど、被災地側も分かるのです。

でも、「音楽どころじゃない」というのも、本音。



仮設団地に入居し「ホッと一息」付いた頃、人というのは安堵とともに「孤独」を感じるようになります。音楽で支援というのなら、第一段階は、まず仮設団地に被災者が入居開始した時期であろうと市民の会は考えています。

そして年々、時間が経過すればするほど自力再建できた被災者と、自力再建のできない被災者とに二極分化してゆきます。自力での人生再建できず、仮設団地に幽閉状態となっている被災者の気持ちは、諦めの境地と絶望感。

ますます音楽が必要になってくる時期なのですが、皮肉なことに、音楽ボランティアさんは、その頃になればもう来石されることはありません。被災地、被災者たちが本当に「音楽を」必要としている時期到来というのは、実は災害から数年後なのです。

その意味で7年経過しても、石巻を忘れることなく来てくださる永井さんに被災地の被災者の一人として感謝の気持ちでいっぱいなのです。

Re: 永井 由里さんの素敵な支援コンサートがありました - 市民の会ぽんぽこ邸本部より

2018/04/13 (Fri) 05:53:36
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予定していた演奏時間を越えて、熱演が終わりました。このホールも津波が来て壊滅状態だったそうです。数ヶ月間は全く使えない状態だったそうで、あの日から7年の月日を経てここまで歩いてきました、と管理責任者の木村さんからお話があり、かつ永井さんへの感謝の言葉で素敵な支援コンサートは終わりを告げたのでした。

永井さんからは「また。来年来ますね」という言葉が。

ありがとうございました。

来年は「8年目」になりますね。

1年後、それぞれの人生はどうなっているのでしょう?

全員無事に再会できることを祈って。

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