大川小学校震災遺構に展示施設を整備 - 市民の会.
2019/01/21 (Mon) 20:51:36
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今日、2019年1月21日、東京新聞(夕刊)に大川小震災遺構に展示施設が建設されるという記事が載りました。以下、その記事を転載します。
宮城県石巻市は二十日、東日本大震災の津波で児童・教職員計八十四人が犠牲となった市立旧大川小周辺の整備計画案がまとまったとして、住民説明会を開いた。震災遺構として保存する旧校舎の近くに木造平屋建ての展示施設を新設する方針を明らかにした。
亀山紘市長は「旧大川小の(津波避難の)教訓を後世に伝えるとともに、鎮魂の場としたい」と強調した。
市側の説明によると、展示施設では震災前の町並みが分かる模型や写真、旧大川小の教室に掛かっていた時計などを陳列。多目的スペースも設ける。施設近くの芝生には慰霊碑を設置するとした。
質疑応答では、遺族の鈴木典行さん(五四)が「防災教育の場として何を伝えるかが見えない」と指摘。只野英昭さん(四七)は「小学校で起きた真実が明らかにならないまま、計画が進むことに違和感を覚える」と訴えた。
市は二〇一七年、旧校舎や既存の施設には極力手を入れず、現状の姿を残すことを柱とする整備方針案を示していた。
大川小は震災後、離れた別の小学校の仮設校舎で授業を続けてきたが、仮設校舎を置いていた小学校と統合されることになり、昨年三月に閉校した。
記事は以上です。市民の会としては、遺族の指摘・訴えにに共感し、支持を表明します。