15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 14:49:59
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今回、15号台風で被災した、千葉県、東京都伊豆諸島、神奈川県の皆さま、お見舞い申し上げます。どうか、力を落とされませんように。
市民の会では、東日本大震災でずっと支援を頂いていた見波亭と安房なのはな隊の皆さまの安否を確認しながら、併せて千葉県の現状を一部ではあっても調査したいという思いで出かけました。日程は9月26日、27日、28日の3日間です。
26日は富津市金谷の見波亭を訪ね、館山で安房なのはな隊のメンバーと会い、館山市の布良地区を見て回りました。
27日は鋸南町で山の方と海べりの地区を見て回りました。
28日は富津市で午前中に屋根にブルーシートを張るボランティアの手伝いをしました。午後は帰宅に充てました。
ザ・フィッシュと見波亭（経営母体は富洋観光開発株式会社）の建物のガレキ撤去が今日始まったところです。
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2019/09/30 (Mon) 15:22:30
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修理工事中の建物の中に入り、見波亭事業部の鈴木部長にお会いしました。
建物は、海側にオーシャンビューのレストランがあり、陸側に土産物店と見波亭があるという構造になっています。その海に面した側のガラスが全壊、屋根も一部が飛ばされました。レストラン部分の復旧には数ヶ月かかると思われます。
鈴木部長の話では、ボランティアにも手伝ってもらってここまで来たけれど、後は業者待ちという状態だそうです。停電がきつかったそうです。生簀のアワビ、サザエが全滅してしまったそうです。
見波亭を含んだザ・フィッシュは金谷観光の起点になるところです。一刻も早い復旧が待たれます。
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2019/09/30 (Mon) 15:41:02
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陸側に面した見波亭の部分は比較的軽微な損傷ですみました。10月4日のお店再開に向けて整備が進められています。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 15:59:05
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今日、バウムクーヘンをまた焼き始めました。また、美味しいバウムクーヘンが食べられるようになります。
この後、私が館山市内、鋸南町、富津市で見波亭の名前を出すと知らない人はいませんでした。みんなに愛されているお店なのだと思います。
この掲示板を見て千葉にボランティアに出かける方がおられたら、ぜひ金谷のフェリー乗り場のすぐ近くにある見波亭に寄ってみて下さい。見並亭の営業再開は4日より遅れるかもしれないのでおでかけの際は電話で再開日を確かめて下さい。☎0439-69-8373
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 16:27:37
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見波亭を辞するときに、自衛隊の災害派遣車両が駐車場にたくさん入ってきました。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 20:55:44
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見波亭を後にして、なのはな隊の北田さんと連絡を取り合いながら館山市に入りました。
館山市二子にある北田さんのお店の前で待ち合わせをしました。二子のあたりはそれほど大きな被害はないようです。屋根にブルーシートを掛けた家は私が通った通りでは見当たりませんでした。
北田さんの店に中村さんと安西さんがやってきました。北田さんと中村さんは館山市在住、安西さんは南房総市在住です。
北田さんの家とお店は大きな被害はなかったようです。なのはな隊は市と話し合いをしながら13人くらいで炊き出しをしていると北田さんが言っていました。
安西さんの自宅は瓦が1枚割れたそうです。作業場のガラスが割れて機械が水をかぶりましたが、乾かしたら動くようになったそうです。家には住めていて、今はチェンソーで木を切るボランティアをしているそうです。
北田さんのお店ではお昼ごはんをごちそうになりました。写真は左から安西さん、中村さん、北田さんです。
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2019/09/30 (Mon) 21:27:51
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北田さんのお店を後にして、被害のあった中村さんの家を見に行きました。中村さんの家は海岸に近い佐野にあります。海岸から1キロくらいのところです。
写真はブルーシートを掛けた中村さんの家です。瓦が割れ、雨漏りしていましたが、シートを掛けて雨漏りは止まっているそうです。家では暮らせています。
個人的な思いとしては、ブルーシートを止めている土嚢袋の数が足りないと思います。強い風が吹いたらブルーシートが剥がれるのではないかと心配です。
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2019/09/30 (Mon) 21:35:03
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中村宅のびわの木の温室が完全に破壊されました。びわの木も大分葉がちぎれています。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 21:47:38
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中村宅の倉庫の屋根のトタン板が50枚ほど飛んでしまったそうです。大分補修しましたが、まだ屋根が抜けて空が見えている部分があります。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 22:27:00
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国道410号線を房総の最南端を目指して走りました。野島崎までは行きませんでした。途中で別の道に迷い込んだようで、以下数枚の写真はどの道路から撮ったのかさだかではありませんが、館山市の根本あたりと思います。
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2019/09/30 (Mon) 23:09:35
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被災された方には申し訳ありませんが、この掲示板をご覧の方にはこれらの写真を見てブルーシートの張り方を学んでほしいと思います。
これからの日本では、このような台風による被害が頻発すると思われます。日本のどこに住んでいても、いつ自分がこのような目に遭うかわからないからです。
自衛隊や専門家の到着を待っていると、家の中がずぶ濡れになって、家そのものが使い物にならなくなる事があると考えられます。
そういうときは自分の命が大事と判断すれば家を犠牲にすることになります。そのほうが遥かに大事なことは言を俟たないことです。しかし一方、平屋の屋根とか比較的安全が確保される場合には自分でシートを張ることもあり得ると思います。
そのときにシートの張り方がわからないのでは悲しいですから、最低限のことは学んでおいて下さい。
実際に張られたシートを見ると、プロの人が張ったのか、素人が張ったのか見分けが付きませんが、私が見たところプロが張ったシートも素人が張ったシートもそんなに代り映えがしないと思えたからです。
シートは必ず風に煽られますから、シートが吹き飛ばされないように良く考えて張ることが重要です。
以下の写真を見ながら、この張り方では飛ばされるとか、この張り方なら大丈夫飛ばされないなどと自分の身になって考えて見て下さい。
事態は切迫していると市民の会は見ています。明日は我が身ですよ、みなさん。
今回も、千葉で「まさか自分がこんな目に遭うとは想像もしていなかった」とおっしゃる方がほとんどでした。
私達、市民の会は同じことを常総市でも熊本市でも聞いています。もちろん石巻市でもたくさん聞きました。
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2019/09/30 (Mon) 23:20:19
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この家は全壊でしょうね。家はあきらめて中から運び出した家財にブルーシートを掛けたのでしょうか。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/09/30 (Mon) 23:26:02
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手前の家は屋根にブルーシートを掛けてありますが、奥の二階家は掛けてありません。屋根が無くなり、窓も壊されて再建をあきらめたのでしょうね。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/10/01 (Tue) 14:09:52
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ここは館山市布良（めら）です。この建物は1年前にやめた旅館です。15号台風でこんな姿になってしまったのでしょう。この道を上がっていくと旧富崎（とみさき）小学校があり、そこがボランティアセンターになっています。
館山市に移住促進NPOおせっ会（おせっかい）という団体があり、ボランティアセンターを開いています。26日はボランティアの数が少ないように見受けました。
布良にボランティアに行こうと思った方は代表の八代（やしろ）さんに電話してください。ボランティアセンターも同じ番号です。080-9521-0690です。ボランティアさんの数は日によって多かったり少なかったりしているそうです。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/10/01 (Tue) 14:34:48
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布良で二人連れのおばさんに話を聞きました。
ボランティア団体が入って片付けをやっているけど、まだ終わったわけじゃないよね。炊き出しは直後に２、３日あったけど今はない。家が使えない人、さあ、どのくらいいるかはわからないよ、そういう人もみんな、どこかしらに避難している、子どもの家とか知り合いの家とか。
別の人に話を聞きました。大きな家の人です。（写真の家ではありません）。
ガレキはほとんど済んだ。物資も来ているし。水や缶詰は毎日来たね。炊き出しは間に合っているよ。
というお話でした。
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2019/10/01 (Tue) 14:37:50
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家並みの外れに、こうしてガレキを積んである場所がありました。
翌日の話ですが、鋸南町の竜島（りゅうじま）という地区では、このように地域のあちこちに山積みされたガレキを大勢のボランティアが分別しながらガレキ収集車に積み込んでいました。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/10/01 (Tue) 15:08:10
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布良という土地は、日本近代絵画史上に燦然と輝く傑作「海の幸」が描かれた土地でもあります。青木 繁は東京美術学校を卒業してすぐに、ここ布良海岸に来て「海の幸」を描いたのでした。海べりの家に滞在して短期間に描き上げました。
その土地がこんな被害に遭ってしまって、とても残念です。
Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 - 市民の会 .
2019/10/01 (Tue) 16:08:37
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写真の家には右側にブルーシート、左側に白っぽいシートがかかっています。白い方はUVカットのブルーシートではないかと思います。（ブルーではありませんけど）。
このシートはあまり出回っていません。置いてある店は少ないです。値段もブルーシートの倍以上します。しかし、普通のブルーシートが紫外線を浴びて、一ヶ月か二ヶ月でボロボロになってしまうのに較べればこちらのほうが結局安くつくのではないかと思われます。何度も屋根に登って危険な張替えをする手間を考えればこちらのほうがいいと思います。
布良を後にして宿を探すために館山市街地にもどりました。館山駅の近くでコンビニのお姉さんに「安い宿はないか」と聞いたところ、親切にもスマホで探してくれました。
電話で聞いたところ、満室という答え。次にガソリンスタンドのお兄さんに聞くと一軒の旅館を教えてくれましたが、行ってみるとそこも満室。そこの女将に聞いて三軒目を訪ねると、たまたま一人キャンセルが出てそこに泊まれました。被災地は工事の人で旅館はどこもいっぱいなのです。
泊まった旅館は館山旅館といい、気さくな家庭的な雰囲気の旅館です。裕福ではないボランティアさんにはピッタリだと思います。今は混んでいると思います。館山駅からも歩いて10分くらいでしょうか、海岸からも近いところにあります。☎0470-22-3385