石巻市復興を考える市民の会公式掲示板「その4」

石巻市復興を考える市民の会 公式掲示板4

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15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/02 (Wed) 22:37:02
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28日、富津市の「旅館石井」では働く人の都合に合わせて朝6時の朝食でした。ちなみに、その人達は君津市で倒壊した2基の高圧送電線鉄塔を解体しているチームでした。鉄塔の解体は27日でほぼ終了したようです。

7時に旅館を出て、ボラセンには8時半ですから、時間が余ります。富津岬の先端には行ってみたかったので行ってきました。5分もかからずに着きました。東京湾を一望する大きな展望塔がありましたが、大きすぎてこの体では登れません。岬はコンクリートで固められているようで味気なく感じました。

岬で大分時間をつぶしたのですが、それでも8時前にはボラセンに着いてしまいました。


Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/03 (Thu) 13:31:39
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市役所内のボランティアセンターには8時前から大勢のボランティアが集まっていました。受付票を表裏ともに書いて提出します。裏は当日の健康状態のチェックでした。

ちょっとわかりにくいかも知れませんが、中央から左に伸びている集団がボランティア初心者の列、中央右寄りにかたまっているのがボランティア経験者の列です。時間になるのを待っています。本日8時半までに集まったのはおよそ70人ほどです。8時半を過ぎても集まってきていました。

8時半になると、初心者は初心者講習を10分ほどやります。経験者はすぐにマッチングです。軽トラを持ってきた人は別の椅子に座らされています。家の中の片付けなどは5名ほどのニーズでしたが、ガレキの搬送は25名の募集で次々に振り分けられていきます。

私は「ガレキの搬送」をやるために来たのではないので、ブルーシート張りはないのですかと訊いたところ、ブルーシート張りのマッチングは別の場所でやっていると言われ、そちらに移動しました。

ブルーシート張りをするというグループが現れたので、合流させてもらいました。服装を見ると、鳶職の会社の方たちのようです。

物資置き場からブルーシート、ロープ、土嚢袋を取ってきました。社協から渡された依頼票を5枚もって出発です。場所は富津岬に近い青木という所です。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/03 (Thu) 22:01:22
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青木の「大定」という料理屋に着きました。被災箇所は店の入り口の真上のこの部分です。瓦が何枚も剥がれています。

ところが、ここであることが発覚しました。土嚢袋に詰める砂がないのです。彼らはホームセンターに砂を買いに行き、私は留守番です。

1時間位待つうちに彼らは砂とハシゴを買って帰ってきました。ところが、そうこうしているうちに店の営業時間が迫ってきて、「営業に差し支えるからブルーシートかけは別の日にしてくれ」と言われてしまいました。

「そもそも、ブルーシートかけは定休日の月曜日にしてくれと社協には言ってあるんだよ。聞いてなかった?」と言われました。そのことは聞いていませんでした。

というわけで、せっかく砂とハシゴを買ってきたのに空振りになってしまいました。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 12:36:34
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次の現場に向かいます。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 13:56:50
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二軒目のMさん宅です。すでにブルーシートがかかっていますが、素人がかけたのできちんとやり直して欲しいということでした。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 14:05:42
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屋根に上って調べています。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 14:54:23
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ベランダ伝いに二階の屋根に上っています。子どもの頃は木登りが得意だったので、私だったら、あそこに手をかけて、脚をこう持ち上げて、体をひねって、と頭の中で想像しながら見ていました。おおむねその通りの動きでした。しかし、実際にやるとなったら今では体が思う通りには動いてくれないでしょう。

屋根に上るのは極めて危険な作業だということがわかります。今日は晴れていますが、雨が降っていたら足が滑ります。若い人は体が柔軟ですからまだいいのでしょうが、歳を取ると体の自由が効かなくなります。雨が降っていて緊急にブルーシートを掛けなくてはならない場合はどうしたらいいのでしょう。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 15:04:48
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おーい、1m✕1mに切ってくれ、と屋根の上から指令が来ます。下ではその通りにブルーシートを切って上に持っていきます。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 15:09:01
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屋根の上の様子を撮ってもらいましたが、思うような写真にはなりません。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 15:15:05
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2階の屋根の端です。既存の補修の上に新しくテープを張り直しているようです。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 15:32:21
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この部分には手を加えなかったようです。きっと、以前の補修で見落とした部分がいくつもあって、今回はその部分を修理したのではないかと思います。

この部分に手を加えなかったということは、この部分の応急修理はそれなりに完璧だったということになります。

親戚の人が来てやってくれたということでしたが、素人工事でも、雨が降った場合には水はこう流れると想像力をフルに巡らせて補修すればかなりの水準の工事ができるということを意味します。

今まで見てきてブルーシートの掛け方にプロもアマもないような気がします。考えてみれば鳶職の人も、工務店の人も自衛隊も高所作業は慣れているかも知れませんが、ブルーシートを屋根に掛ける仕事はふだんやったことはないはずです。

ですから、ブルーシート掛けの基本は雨水が屋根の上をどのように流れるかをイメージできる想像力と丁寧な仕事の二つに尽きるのではないでしょうか。

プロというわけではないでしょうが、大阪北部地震のときに活躍したレスキューアシストという団体があります。彼らはブルーシートの掛け方をよく研究しています。レスキューアシストで検索してみて下さい。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 15:49:05
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3軒目は不在でした。出かける前に、社協の人から「空振りがたくさんあることを覚悟しておいて下さい」と言われましたが、そのとおりでした。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 16:28:09
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4軒目はこの家ですが、パッと見てどこに損傷があるかわかりますか。南側から見ているのですが、この見える範囲に損傷があることには、この家の人も気づいていませんでした。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 16:36:58
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Kさんが気づいて、社協にブルーシート張りを依頼したのは、この北側の屋根の異常を発見したからです。次にカメラの望遠でこの部分を拡大してみます。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 16:53:50
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これではっきりわかります。
屋根材が突き合わされた部分を上から覆う部材が風で吹き飛ばされてめくれ上がっています。

これでは隙間から雨が漏って、やがては家の中にカビが生えます。すでに千葉県中に、屋根に穴が空いて雨が吹き込み、家中カビだらけになった家が数千軒あるでしょう。これからそれが10倍、20倍に増えていくと思われます。

この家は、まだそこまでひどくはありませんが、放置しておけば同じことになります。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 18:04:02
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同じ家の南側を望遠で写したものです。こちらも北側と同じ部材が完全に吹き飛ばされています。この部分の損傷は、私達が来るまではこの家の人も気づかなかったのです。

というのは、家のすぐ近くからでは屋根の上は見えません。そうかと言って屋根の上が見えるようになるまで遠ざかると、遠すぎて細部がまったくわからないということになるからです。きちんと見るには望遠カメラが必要になります。

私が写真を撮って、それをディスプレイに再生して奥さんに見せると、「よろしかったら、この写真をプリントして送ってくれませんか」と頼まれました。

家にはカメラがなくて罹災証明書を申請するとき必要になる写真が撮れない、と言うのです。

ああ、こういう人もいるんだ、と思いながら「帰ったらすぐ送ります」と約束しました。

まだまだこういう写真撮影というニーズがあるのだということを確認しました。ですから、富津市のボランティアセンターが今日でニーズ調査を打ち切ったことは間違いなのです。調査の対象を狭く設定していたということ、想像力が足りなかったということでしょう。

カメラはニコンのクールピクスB500ですが、今日はじめてこの望遠カメラが人様のお役に立ったことになります。D7000も持ってきていましたが、こちらは200ミリのズームレンズしか持っていませんでした。レンズ交換の手間が省けるB500の方が、こういう慌ただしい現場には適しているようです。

後日談:家に帰った翌日(29日)、写真をプリントして5枚、スマートレターでKさんに送りました。10月2日に、罹災証明書の申請を済ませたとお礼の電話がありました。どのような判定が出るかは1週間後にわかるそうです。

Re: 15号台風被害、富津市、館山市、鋸南町視察報告 その3 市民の会 .

2019/10/04 (Fri) 18:46:46
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屋根の上で何か考え込んでいるようです。

このあと、彼らは屋根の損傷箇所にブルーシートを掛けずに撤退してしまいました。なぜかはわかりません。理由は話してくれませんでした。

私は調査を終えて今日中に帰宅するために、ボランティアは午前中のみと申告していました。もう12時半になるので、彼らと別れてボランティア報告書を書くためにボランティアセンターに向かいました。

彼らは5軒目の家に向かいました。彼らも東京から来たボランティアです。会社ぐるみで来たようです。

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