川井浩様＆オランダ人のWIM様 - 市民の会本部

2020/07/12 (Sun) 20:20:03
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2011年の震災以来、9年の長きに渡り被災地石巻市と被災した市民を支援してきたボランティア様がおります。神戸歌声喫茶の主宰者【あかとんぼ】米村さんです。

市民の会と米村さんで二人三脚。開催した歌声喫茶の回数は144回です。しかし米村さんも、遂に【御年70歳】を迎え、体力的に限界だと言うことになり歌声喫茶支援を終えることとなりました。歌声喫茶は被災地にとって、絶対に必要なもの。しかしアコーディオン演奏家を見つけることができません。当会は途方に暮れました。困り果て思いついたのはアコーディオンを愛する有志が集まる掲示板があるのではないか？ということでした。

川井浩様が主宰する掲示板がありました。早速、相談してみると？

川井浩様のご尽力があり、全国のアコーディオン演奏家仲間のネットワークがフル回転。石巻市の隣町に住む石垣 好春先生と繋がることができたのです。川井浩様、そして全国のアコーディオン演奏家の皆様、本当にお世話になりました。深く感謝致します。


2）そして。

本日の本題に入ります。

震災以降、全国からアコーディオンの寄贈がありました。しかし市民の会にはアコーディオンを演奏できるスタッフが居りませんでした。暫く保管しておりましたが、アコーディオンの状態を知るため楽器店に相談したところ【全て壊れてますよ】というのです。そこで修理可能か？相談すると【新しいアコーディオンを購入する金額以上の修理費用が必要になります。新しいアコーディオンを買った方が宜しいかと思いますよ】という、返答でした。

支援活動には資金が必要です。寄贈していただいたアコーディオンを市民の会の活動資金で修理するのは、困難です。結果、倉庫に放置することになってしまいました。

月日は流れ。

神戸米村さんは被災地支援から引退。

アコーディオン演奏家を見つけることも困難。

【じゃあ市民の会がアコーディオンを演奏し、歌声喫茶を主宰したら？】という流れになってきました。しかし新しいアコーディオンを買えるような【金持ち】団体では、ないのです。賞味期限が4年も過ぎた【レトルトカレー】を、大切に食べているような団体、それが市民の会です。


手元にあるアコーディオンは鍵盤を押しても鍵盤が沈みません。また、調律も狂っておりますし、音そのものも変なのです。

困り果て愚痴をこぼしたところ、川井浩様が【一度拝見したい。修理できるか？診てみましょう】と【金色の蜘蛛の糸】を垂らしてくださったのです。

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天空からスルスルと落ちてきた【金色の蜘蛛の糸】に、当会所有のトンボ社製アコーディオンをくくりつけ、天空に送り返すと？

【修理完了しました】と


完璧なまでに修理されており、見違える状態になりました。

本件修理は川井浩様のイニシアチブで進められた修理プロジェクトですが、詳細を直接川井浩様に語っていただくことができましたので、以下、紹介させてください

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藤田様、お預かりしたTombo 211修理完了しました。　実は、実際の修理は、私と同じ町に住む、と言っても、一年のうちに、1-2回、3か月の旅行ビザで日本に滞在する、アコ友のオランダ人のWim Vijfwinkel氏に修理を依頼していたのです。　写真は修理後、試奏をするWim Vijfwinkel氏。

彼は、エコエネルギー専門のエンジニアですが、趣味の2列ボタンアコを弾く仲間を日本で探すうちに私と知り合いになったという次第です。　たまたま、コロナで帰国ができなくなり、滞在が長引いていたこともあり、私の依頼でボランティアで修理をしていただきました。

お預かりしたTombo 211は鍵盤を、おそらく、メカのことを全く理解できていない人が、いい加減な修理をしていたようで、鍵盤の裏側は糊付け、そのため、鍵盤が浮き上がり、本来鍵盤のガイドをするところに、ほとんどの鍵盤が当たるため、押しても入らない、あるいは、引っかかるという状態でした。　ベースのリードバルブは経年劣化して、ひどい状態だったため、張替えました。　鍵盤は分解し、正常にしっかりと元通りの形に戻したので、すべての鍵盤で引っ掛かりはなくなりました。　試奏しましたが、本来のさわやかな音色で鳴っています。

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修理していただいたトンボ社製のアコーディオンは、現在当会の鈴木安夫が管理しており毎日猛練習しております。米村さん引退後は、石垣 好春先生をお迎えしアコーディオン演奏と歌声喫茶を主宰しておりますが、石垣 好春先生が多忙で開催が困難なときには、鈴木安夫が代行して歌声喫茶を主宰する、、、、、ことを【夢見て】猛練習に励んでいるところなのです。



川井浩様
オランダ人のWim Vijfwinkel様


震災支援に深く感謝申し上げます


市民の会より